このページでは、何千種類もある乳酸菌のうち、免疫力を高める効果があるとされるものを集めて紹介しています。
菌株 | EC-12 |
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ヒトに対するエビデンスの有無 | ![]() |
その他効果 |
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菌株 | 乳酸菌生成エキス | ヒトに対するエビデンスの有無 | ![]() |
その他効果 |
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菌株 | プロバイオテクス | ヒトに対するエビデンスの有無 | ![]() |
その他効果 |
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菌株 | ビフィズス菌 | ヒトに対するエビデンスの有無 | ![]() |
その他効果 |
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菌株 | BB536 | ヒトに対するエビデンスの有無 | ![]() |
その他効果 |
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菌株 | 乳酸菌FK-23 | ヒトに対するエビデンスの有無 | ![]() |
その他効果 | ― |
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菌株 | ヒトに対する エビデンスの有無 |
その他効果 |
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EC-12 | ![]() |
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乳酸菌生成エキス | ![]() |
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プロバイオテクス | ![]() |
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ビフィズス菌 | ![]() |
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BB536 | ![]() |
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乳酸菌FK-23 | ![]() |
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乳酸菌は私たちの腸内に常にいるだけでなく、ヨーグルトや漬物といった発酵食品、サプリメントにも含まれています。乳酸菌は特に免疫力に関わる研究や論文の報告が多く、さまざまな免疫疾患への予防・治療効果が期待されているのです。
メーカーや研究機関の間で「乳酸菌が免疫を強めてくれる力は、菌体そのものにある」と考えられました。そこで殺菌した乳酸菌(菌体成分)に着目し、2011年にマウスを使って研究が行われたところ、乳酸菌の核酸が免疫に関与していることがわかりました。
これから紹介する研究では、人の免疫細胞を用いて、人に対する免疫刺激における乳酸菌の核酸との関係、そして核酸のなかでも、どの分子が主要成分か検証がされたものです。
ベビー用品で有名なコンビ株式会社が、独自に分離した乳酸菌EC-12株と、代表的な乳酸桿菌ラクトバチルス属ガッセリー種JCM5344、ビフィドバクテリウム・ブレーベ菌 JCM1192の、DNAまたはRNAを分解し、ヒト免疫細胞と一緒に培養しました。
すべての乳酸菌で「一本鎖RNA」を分解した時に、細胞から作られる免疫物質が明らかに減少。また乳酸菌内にある「一本鎖RNA」が乳酸菌の免疫を刺激するメカニズムの、1つの役割を担う主要な成分であることがわかりました。
さらに乳酸菌EC-12株をモデル株として解析した結果、乳酸菌EC-12株に含まれる23S、16S rRNAが免疫刺激における主要な成分であり、ヒト免疫細胞のトル様受容体8を刺激することで免疫システムを活性化していることも解明しました。
ウイルスや癌から身体を守ってくれるもの
免疫力は私たちの身体を守ってくれ、例えば身体の中に細菌やウイルスなど自分でないものが入ってくると、抗体をつくり攻撃してくれます。このように身体が自然に反応する免疫を「自然免疫」といいます。
免疫細胞は骨髄(こつずい)で生まれ、胸腺(きょうせん)に移動して育ちます。その後、免疫細胞は身体中をめぐる血液とリンパ液に乗って細菌やウイルスを常に探しながら処理しています。そんな免疫細胞が最も多くいる場所は小腸で、免疫細胞の半分以上が集まる場所なのです。
しかし現代人は、免疫の仕組みが正しく働かない要因が増え免疫機能の低下につながると考えられています。
睡眠は時間だけでなく質も重要です。眠りの質と免疫力の関係を見ると、眠りの質が良い人ほど、風邪の発症率が低下します。
自律神経や体内のホルモンの分泌を制御する体内時計は、不規則な生活で狂いが生じます。体内時計が狂うと自律神経が乱れ、ホルモンのバランスが崩れ、その結果、免疫力が低下します。
何故タンパク質と野菜の摂取が重要かと言うと、タンパク質は免疫細胞の材料で、野菜は腸内環境を整えるために欠かせないからです。ちなみに健康な成人の方に推奨されているタンパク質は女性が50g、男性が60g。皮無しの鶏むね肉で言うと、女性は250g、男性は300g必要になります。[注1]
管理人:蝶野ハナ
乳酸菌と人との関係、菌株ひとつひとつの個性、数多くの研究データ……乳酸菌って、知れば知るほどスゴいんです。私たちにとって最も身近な細菌について、もっともっと深く知りたくないですか?