菌株 | ライラック乳酸菌 | ||
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ヒトに対するエビデンスの有無 | その他効果 | ― |
菌株 | ビフィズス菌BB536 | ヒトに対するエビデンスの有無 | その他効果 |
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菌株 | プロバイオテクス | ヒトに対するエビデンスの有無 | その他効果 |
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菌株 | クレモリス菌FC株 | ヒトに対するエビデンスの有無 | その他効果 | - |
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菌株 | OS株 | ヒトに対するエビデンスの有無 | その他効果 | ― |
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菌株 | ヒトに対する エビデンスの有無 |
その他効果 |
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ライラック乳酸菌 | ― | |
ビフィズス菌BB536 |
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クレモリス菌FC株 | ― | |
プロバイオティクス |
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OS株 | ― |
正常な排便リズムが乱れることで、便が長時間大腸にあると便秘になります。この便秘をスッキリ軽くするには、生きた乳酸菌が有効なのではないかということで、次の研究が行われました。
20~80歳の男女で便秘持ちの297 名を、ライラック乳酸菌が含まれた2gの粉末を飲むグループ(148名)と、オカラ2gの粉末(偽薬・プラセボ)を飲むグループ(149名)に分けた。試験期間は2週間で、摂る前と摂った後の便の形や質、便の回数などを調査した。
粉末を摂取する開始1週間前から摂取終了後まで毎日、排便回数や排便量 (直径2cm×長さ5cmの円柱何本分か)、便の色と形、便臭、便の出かた、すっきり感を点数で記入したところ、次の結果が出た。
粉末を摂る前1週間と摂った後の第2週の変化について2つのグループを比較すると、ライラック乳酸菌を飲んだグループ全体では、便の形が変化する傾向がみられた。
また便の量やスッキリ感、便が出る回数が大きく改善。形も変化し、便の色や臭いも改善した。
以上の研究結果から、ライラック乳酸菌を1日 2 g摂取することで、便通や便性(便量、すっきり感、回数)が改善することがわかりました。
いつもの排便リズムが崩れて、腸のなかに便が非常に長い時間とどまって出ず、お腹が張って痛くなったり、便が硬く出すのが辛い…といった不快感が出る状態のこと。便秘には機能性便秘と器質性便秘に分けられます。多くは機能性便秘が当てはまります。
大腸に何かしら病気があって起きる便秘、もしくは外から圧迫され大腸の内腔が狭くなって便の通りが悪くなって起きる便秘、中枢神経の病気で排便に必要な反射が鈍くなっている便秘が挙げられます。
器質性便秘の原因は病気なので、機能性便秘に当てはまない場合は早めに病院に行きましょう。
2016年の国民生活基礎調査によると、便秘に悩む女性は45.7%、男性は24.5%。圧倒的に多いのは女性だとわかりますが、これは女性の身体構造が大きく関わっているためです。
ではできるだけ便秘にならない、少しでも便秘を軽くするにはどうすれば良いのでしょうか。今から腹筋を鍛えたり、ダイエットをやめたり…というのはあまり現実的ではありませんよね。
そこで注目すべきなのは腸内環境を整えること!腸内環境を整えることで、腸のぜん動運動を良くすることができます。
腸内環境を整えるには、自分に合った乳酸菌を摂ること。そうは言っても自分に合った乳酸菌はどれなのか、わかりませんよね。そんな人のために「乳酸菌相性チェッカー」を用意しました。自分にピッタリな乳酸菌を見つけて、つらい便秘から脱出しましょう!
管理人:蝶野ハナ
乳酸菌と人との関係、菌株ひとつひとつの個性、数多くの研究データ……乳酸菌って、知れば知るほどスゴいんです。私たちにとって最も身近な細菌について、もっともっと深く知りたくないですか?